2010年08月01日

へっぽこ日本百名山レポート 52・53座目 北岳・間ノ岳







へっぽこ日本百名山レポート 52・53座目 北岳・間ノ岳



日 付 :2010/07/31(土)〜08/01(日)
天 候 :晴れ
目 標 :北岳[きただけ](3,193m)・間ノ岳[あいのだけ](3,189m)・西農鳥岳[にしのうとりだけ](3,051m)・農鳥岳[のうとりだけ](3,025m)
コース:《07/31》広河原駐車場 ⇒ 白根御池小屋 ⇒ 小太郎尾根 ⇒ 北岳肩ノ小屋 ⇒ 北岳山頂 ⇒ 北岳山荘 《08/01》北岳山荘 ⇒ 中白根山頂 ⇒ 間ノ岳山頂 ⇒ 農鳥小屋 ⇒ 農鳥岳山頂 ⇒ 大門小屋 ⇒ 奈良田
タイム:17h 08m
距 離 :約25Km
標高差:2,372m【奈良田(約820m) - 北岳山頂(3,193m)】
難易度:★★★★
疲労度:★★★★★
満足度:★★★





昨年、仙丈へ向かうバスから見た白峰三山。
その雄大な姿に圧倒され、北岳に行くのであれば、間ノ岳・農鳥岳も加えて三山制覇したいと思っていた。

しかし、バス移動が必須であるが故、時間制限が付きまとう。
さすがに日帰りはキビシー。。
ともなれば、今後の事も考えテント泊を試してみるか。

梅雨も開け、気候も安定してきたし、いよいよ決行!!

・・・と思った矢先に奈良田へ向かう唯一の道、県道南アルプス公園線が土砂崩落による通行止。

さて、どうなる事やら。。




《2010/07/31》
■09:12 奈良田駐車場〜広河原駐車場

結局、南アルプス公園線は復旧しなかったものの、丸川林道が一時的に開放される事となった。

だがこの林道、道は細く舗装がない箇所も。
通行時間が限られている上に、落石多発地帯ときたもんだ。。
直線距離だと10Km程度だが、1時間以上はかかってしまった。

奈良多発のバスは始発に乗れたものの、臨時便しかないため、やたら本数が少ない。
広河原に到着したのは9時と登山としては致命的に遅いスタート。



アルペンプラザ広河原。
前はこんな建物なかったなぁ。。



ゲート。
人は自由に行き来できる。



ゲートからすぐの吊橋を渡る。


吊橋の脇に咲いていた、クサボタン。



吊橋の先にある、広河原山荘。
登山口はこの脇にある。



木々に囲まれ、非常に落ち着いた雰囲気。
だが、展望はない。


鉄パイプ製の橋。
水に濡れ、ツルツルとよく滑る。。

それにしても慣れないテント装備のため、背中が重い・・・
ペースを抑えめにするものの、早くもバテ気味。



シモツケソウ


タカネグンナイフウロ
先端がピンっと伸び、なかなかカッコイイ!!



■11:07 白根御池小屋

小屋に到着。
ココでちょっと休憩がてら朝飯。

水は無料で汲み放題のため、ついでに補給。


小屋のウラには大きな池がある。
池の畔にあるテント場は、この時間にもかかわらず、満員御礼。
かなり人気があるようだ。


草すべりと呼ばれる坂を登る。
一面、見事なお花畑!




子供の拳くらいはあろうか、異様にデカイつぼみ。


なるほど、さっきのが開いたのがコレか。。
ミヤマシシウド



ハクサンフウロ


ミヤマハナシノブ


シナノキンバイ


マルバダケブキに停まっているウラナミアカシジミ


不明?


ハハコヨモギ
なんか美味しそう!?


タカネシュロソウ


ウラジロナナカマド


ミヤマキンポウゲ


ヨツバシオガマ


とにかく種類が豊富。
コレ以外にもまだまだたくさんありそう。。




二俣分岐点から小太郎尾根方面へ。
森林限界を越え、一気にアルペン的な風景へ。



■13:20 小太郎尾根

小太郎山。
なかなか惹かれる山容だが、時間がないので進みます。。



不明?


不明?



目指す山頂は・・・ガスで見えず。


岩が多くなってきた。
所々、岩を掴み登る。



■13:57 北岳肩ノ小屋

人スゲー。。
荷物のおかげで肩がイタく、いい加減イヤになってきたものの、翌日の事を考えると、もうちょい先に進みたい。
もう一ガンバリ。



もうすぐピーク!?



■14:45 北岳山頂

山頂キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

って、ガスが。・゚・(ノД`)ヽ

仙丈も甲斐駒も鳳凰山も、、
何ーんにも見えない。

しょうがないので先へ進む。


ちょっと振り返って、山頂方面を一枚。


この辺りもけっこう高山植物が多い。
草すべりにはなかったものを撮ってみる。



ミヤマオダマキ


ハハコヨモギとホソバイワベンケイなどの群体。


キバナシャクナゲ


チシマギキョウ


コケモモ?



■15:55 北岳山荘

本日の目的地へ到着。

ふぅー。。
これで一安心。

しかし、、
山小屋は混んでるなぁ。。
テントの受付するだけで、20分もかかってしまった。
小屋泊まりは『布団1枚に3人』という、恐ろしい状況。
この時ばかりは、テントを担いで来てよかったと思った。


心配していた設置だが、自宅で一度試していたので、割とすんなり完了。
しかし、テントかぶるなぁ。
まあ、定番品だからしかたないけど。

小屋で買ったビールを飲みながら、α米とレトルト牛丼で夕飯。
持ってきたポータブルTVを試しに付けてみると、NHKと民法で計4チャンネンルも受信可能!?
しばしニュースを見ていたが、かなり疲れがたまっていたせいか、19時頃には眠りに落ちていた。

もっとも、途中で携帯電話に起こされたり、寝返りのタイミングで起きてしまったり、寒くかったり・・・と、
2時間に一回は目が覚めていたが。



《2010/08/01》
■04:40 北岳山荘

午前3時、起床。
ホントは4時に起きるつもりであったが、周りが動き始める音で強制的に起こされた。

朝食をとりつつ身支度を整え、ヘッドライトがいらない程度に明るくなってから出発した。
山荘から十分くらい歩き、小高い場所で御来光。

昨日とはまるで違い、澄んだ空。
北岳はモチロン、鳳凰山や富士山までもがバッチリ眺めることができた。



■05:17 中白根山頂

中白根より、間ノ岳方面。
ドッシリとしたボリュームのある山容が非常に魅力的。。



■06:10 間ノ岳山頂

意外とアッサリ到着。
北岳山荘に荷物を置いたまま往復する人が多く、軽装の人ばかり。ちょっとウラヤマシス。


山頂からは農鳥が一望!!

こちらも間ノ岳に負けない、重厚なボリューム。
まだまだガッツリ登りますよ。。



■07:07農鳥小屋

農鳥小屋の手前より振り返り、再び間ノ岳。
やっぱりデカイっすなぁ。


農鳥小屋。
さすがに今までの小屋よりかは年季が入っている。
いろいろ賛否両論あるようだが、今回は用事もないのでスルー。

その後、小屋のちょっと先で休憩。
ちょっと虫が多くなってきたな。。
虫除けを身体中にかけ、なんとか凌ぐ。



西農鳥付近より、
ニックキ・・・いやいや、思い出の塩見岳。
けっこう岩が尖って凄かったのだが、遠目から見ると緩く穏やかなライン。


もうすぐで農鳥山頂・・・
突然、、

『グエーーーッ!!』

と独特の泣き声が。


雷鳥!
しかも親子でキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

登山道の脇、3m。
全然逃げる気配ナシ。

雛のモフモフとした毛並がタマラン。。
5分くらい眺め、先へ進む。



■08:45 農鳥岳山頂

北岳、間ノ岳に比べると、さすがに人が少ない。
写真をだけ撮って、早々に下山開始。



山頂より、ちょっとくだった場所。
見事なお花畑となっていた。


ハクサンイチゲ


↑と微妙に似ているけど、コチラはチングルマ



数分歩くと下降点へ。
ココを間違えるとヤバス。


下降点より農鳥山頂方面。


なかなかカッコイイ案内板。

でもこの付近、虻が大量発生!?
あまり立ち止まってはいられない。
虫を振り切るように、とっとと駆け下りる。




不明。


派手な羽をもつ、アサギマダラ




ガレ場?
それとも枯れた沢なのか?

虫がいなくなったので一安心だが、人イネー。
大杉でも嫌だが、誰もいないとちょっと不安。



どら焼き・・・?


タカネナデシコ?


ホタルブクロ


下りは楽チン・・・と思いきや、下っても下っても先は見えず。
景色も変わらず、いい加減つーかーれーたーーー。



■11:30 大門小屋

疲れもピークに差し掛かる頃、山小屋発見。

もうすぐ終わりか!?
・・・と思いきや、小屋の看板には
『奈良田→3:00』
の文字が。

ガーーーン。
まだ半分じゃねーか。


小屋で冷えたビールを購入し、水を補給(無料)。
行動食を食べ飢えを凌ぐと、ちょっと力が戻ってきた。

少なくとも、林道の通行時間前には戻らねばならんし、
そもそも奈良田の温泉にも寄りたい。

こんな所で油を売っている場合ではない。
早く戻らねば。



沢筋を下る・・・と、妙に荒れた道へ。
ってゆうか、マークがない。

もしや、、

対岸に橋が!!
やはり登山道を外していたか。

しかし、川を渡ろうとも流れは強く、速く、用意ではない。
かと言って、戻る時間も惜しい。

そこで辺りを見渡すと・・・


倒木。
長さ4m、高さ2m。

落ちれば唯では済まされない。
慎重に、恐る恐るなんとか渡りきる。


が、結局すぐ別の橋で元の岸へ戻るはめになるんだけどね。。


この後も沢沿いを行ったり来たり。
道の案内はあるにはあるのだが、非常に分かりづらく、4〜5回登山道を外れる。

藪を掻き分け、

崖を滑り落ち、、

小川を渡る。


リボンは上下に散乱し、何方向へも道が分かれ、自分で先を見て確認しないと進めない。
そもそも、本当にこの方向であっているのか?
奈良田ではなく、実はまったく別の山へ向かっているんじゃないか・・・?

しかし、携帯のGPSを使えないため、正確な位置を確認する事はできない。
山を歩いて、コレほど心細くなった事はなかった。

身も心もズタボロ。



たまーに歩きやすい道に出ることも。
しかし、それが逆に不安を煽る。



おお、吊橋発見。

人工物を見ると、とりあえず人の気配がして、一安心。


その後、2つ目の吊橋、


3つ目の吊橋を渡り、


砂防ダムを越える。



■14:13 登山口

ふぅー。


ここから先は林道歩き。


ゲート。
ここまで車で来れるようだ。



■14:38 開運トンネル

林道から県道へ。
トンネルから先へはマイカー規制で進めない。
ってか、番人寝てるし。



ひたすら歩き、


橋を渡り、、



■15:05 奈良田駐車場

なんとかゴール。

この後は、念願の奈良田温泉で汗を流し、林道を越え、渋滞の中央道で家路に着いたのであった。





遠くから見た荒々しいイメージとは一転、終始花が咲き乱れる美しい登山道には大満足。

また目的の一つである、テントデビューもなんとか果たせて一安心。
これで、日帰りでは行けないルートも視野に入れる事が出来る!?


それにしても、、


疲れた。
とにかく疲れた。

荷物の重さでこんなにもバテるとは思ってもみなかった。
今までの軽装スピードハイクとは違い、ゆっくりじっくり行かねばならんのだが、まだイマイチペースが掴めんなぁ。
まあ、数をこなせばなんとかなる・・・か?



あと、農鳥岳から奈良田・・・

あの道の分かり難さは異常。
ぜひ注意されたし。

正直、もう一度行くか・・・と問われたら、今はまだ微妙かも。。




posted by へっぽこ at 02:32| Comment(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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